日本労働社会学会『通信』19期1号(2006年12月)
日本労働社会学会事務局(第19期)
静岡大学情報学部 笹原恵(ささはらめぐみ)
学会HP: http://www.jals.jp/
★会費納入★恐れ入りますが学会費の納入は、現金書留ではなく、下記の口座までお願いします。
【郵便振替口座】口座番号: 00150-1-85076 加入者名: 日本労働社会学会
【銀行振込口座】三菱東京UFJ銀行 浜田山出張所
口座番号: 普通預金 0411742 口座名: 日本労働社会学会 榎本環
◆ 年会費 学生・院生会員→6000円 / 一般会員→10000円
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19期の通信1号をお届けします。10月13〜15日に行われた第18回大会の特集号 (1)で、工場見学とシンポジウムの報告をお届けします(自由報告は次号でお届けいたします)。
この間の大きなニュースとしては、次回の第19回大会の日程が決定されたことと、 去る12月9日(土)に、新旧合同の幹事会が開かれ、19期の運営体制が決まったことがあげ られます。来年の大会は北海道ですので、手帳にスケジュールを入れておいてください(大 会開催校、他学会との日程の重複の調整などで当初の予定と変わっています。ご注意くださ い)。
また次号に掲載予定ですが、年報、ジャーナル(研究)の論文募集の季節となりましたので、投稿予定がおありになる方はご準備ください(笹原)
第19回大会:2007年10月27日(土)〜28日(日) 北海道情報大学
今年度の幹事会・研究例会予定 2007年3月3日(土)
7月7日(土)
9月8日(土)
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目次
I.日本労働社会学会第18回大会・工場見学 中央大学大学院 小林 融
II.日本労働社会学会第18回大会・シンポジウム報告 大阪市立大学大学院 渡辺 拓也
III.日本労働社会学会第18回会大会・総会議事録
IV.第19期幹事会報告
V.会費納入のお願い
VI.次回幹事会、研究会開催日程
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I.日本労働社会学会第18回大会・
工場見学記 (日本水産株式会社八王子総合工場)
中央大学大学院 小林 融
日本労働社会学会第18回大会第1日目のプログラムは日本水産の工場見学だった。 日本水産(ニッスイ)は魚肉ソーセージやちくわ、揚物など水産加工品、冷凍食品など主に製造している大手食品加工メーカー。午後1 時に京王線北野駅改札に集合。総勢15人のところ、飛び入り参加の私を含めて16人になった。事前に申し込みしないまま勝手に集合 場所に行ったものだから、改札前付近に集まっているそれらしき一群に近づいてゆくのはなかなか勇気がいるものであった。さり気な く交じり合っていた(つもりだった)のだが、やがて目聡く発見され、この工場見学日誌を任されることに。
さて一行は北野駅から歩いて目的地を目指したが、なかなか正門が見つからず。敷地 を囲んだフェンス沿いにぐるっとほぼ一周してようやく辿り着いた。今回見学させていただく八王子総合工場は昭和37年設立されたニ ッスイの中核工場。その規模を実感できてむしろ「ケガの功名」といえた。
一行を迎えてくださったのは、今回案内係を務めていただくニッスイの松山さん。製 造ラインの見学の前に、ニッスイの創業から現在までの歴史や現在の会社の取り組みや今後の事業展開、八王子総合工場で働く従業員 の構成や工場設備、そこでじっさいに製造している製品や製造ラインの方式等々について詳しく説明をいただいた。このなかでとくに印象に残ったのは、松山さんが入社した当時の研修の体験談だった。その当時のニッスイの基幹事業は漁労であり、入社した社員は すべて研修として遠洋漁業の実地体験をさせられたそうだ。8時間ごとに魚を引き上げと寝ることを延々45日間繰り返す。やることと いえば、食べること・お酒を飲むこと・しゃべることぐらい。大漁のときは3時間寝ただけで後はぶっとおして獲り続け、朦朧となりながら 作業をやっていたなど、すごいなと思った。松山さんの軽妙な語り口にたびたび笑いが沸き起こりながらも「板子一枚網上げて、終わ れば酒を飲む」という昔堅気の海の男たちのすご味も彷彿とさせられた。
いよいよじっさいの製造ラインの見学。今回は魚のすり身を原料にした魚肉ソーセー ジの加工工程を見学させていただいた。スケトウダラのすり身が順次加工され、包装・検査を経て、スーパーなどでよく見かけるお馴 染みの魚肉ソーセージになってゆく過程をつぶさに見ることができた。われわれの目の前で一分間に150〜200本もの猛烈な速さで四角 い板のようなすり身が次々とソーセージへと変ってゆく。参加者も松山さんの説明のたびに背伸びしたり、しゃがんだりして覗き 込み、興味津々な様子であった。
一通り見学を終えると再び戻り、最後に質疑応答が行われた。「八王子総合工場では正社員はどのような仕事をしているのか?」「ラインにおける 小集団活動はどうなっているのか?」「ソーセージの味付けは全国一律か?それとも地域によって変るのか?」「すり身の配合レシピ は企業秘密なのか?」「なぜ冷凍食品も造るようになったのか?」など多岐にわたる質問が出され、活発な応酬が続いた。
気付くともう外は薄暗くなっており、あっという間に終了時間に近づいていた。帰り 際には魚肉ソーセージのお土産まで頂いてしまい、とても充実した工場見学になった。
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II.日本労働社会学会第18回大会・シンポジウム報告
「労働調査を考える:90年代以降を見るアプローチを巡って」
大阪市立大学 大学院 渡辺 拓也
今回のシンポジウムの主旨は、表題にもあるように、労働調査を学会としてもう一度考えることである。理論的な研究に対し、研究者自体が現場で調査するという特徴が伝統的に労働社会学にはある。90年代以降の社 会変化を経て、その実態を見ることはもちろん、アプローチの視点を実態の部分と重ねて見ていきたい。報告者は、全員が自分で調査 を行っていること、そして、学会内でよく知られており、実態調査に基づいた裏付けのある人たちである。
第1報告の野原光(長野大学)は、自動車企業の実態調査をめぐって、彼自身の視点がどのように導き出されたかを示した。野原は大野耐一の『トヨタ生産方式』を踏まえた上で、「生産システムへの着目と、それをボ ルボ・ウッデバラ・システムの編成原理、特に技能訓練の独特の方式を見た目で整理する」ことを考えた。生産システムを作り出す リーダーシップを持つのは経営である。このような生産システムは非人間的な労働の仕方=分業編成、および労働強化を持つが、これら はどうすれば緩和できるか。「非人間的」の中味を野原は構想と実行の分離の問題としてとらえる。野原は、テイラーリズム、フォー ド・システム、トヨタ・システム、新トヨタ・システム、ウッデバラ・システムの比較を通して、標準作業の構想と実行の分離の問題 を位置づけてみせた。
第2報告の上原慎一(北海道大学)は鉄鋼業における重層的労働力編成において、技 能形成の意味は「合理化・労働力編成・労務管理との関連で総合的に捉えていくことによって」解明されることを主張する。上原 は、70年代と90年代の連続性と非連続性を示し、90年代の合理化における業界の変化を整理する。そこでは、要因削減のための外注化とそ れにともなう出向・転籍が起こった。これは、本工労働/社外工労働それぞれの労働の変化をもたらした。合理化過程における役割・ 機能の変化があり、それまで本工の聖域であった部分が社外工に移るという特徴的な点も見られる。上原は、本工だけでなく、保全、 運輸、社外工を意識したことにより生産システムが見え、技能形成の理解に繋ったことを示した。
第3報告の三山雅子(同志社大学)は自らのパートタイム労働の研究を通して浮き上 がった視点について述べた。パート研究はパート労働者の増加とともに開始され、まずはパートそれ自体を記述することに力が注がれ た。その後、パート労働者の質的な基幹労働力化、さらには管理業務を担うパートの出現、質量両面での基幹化が起こり、基幹化の 内容を問う研究が登場した。三山はパートと正社員の異同、そして両者の関連について注目し、両者の仕事の境界が可変的であり、正 社員担当仕事の分解が見られることを指摘する。パートと正社員の両者を研究対象にすると同時に、この2つの関係性が問われなければならない。三山は、単に正社員も対象にするのみでは、質的に基幹化されていない大多数のパートが議論の対象にのぼりにくいこ と、そして、構築されたものとしての正社員という働き方、働かせ方に注目する必要性について指摘した。
第4報告の木本喜美子(一橋大学)は労働調査とジェンダーについて論じた。木本は 労働過程をジェンダー関係が形成・再形成される場と定義し、1)ジェンダーという同一の枠組みで男女双方をおさえ、2)労働過程内 在的に考察することを述べた。まず、百貨店A社では、正規雇用の女性販売員は、男女、学歴、雇用形態、勤続年数による職務配分といった「上からの分離線」、世代とライフヒストリーの異なる派遣販売員との関係による「下からの分離線」の中におかれていること を示す。総合スーパーX社の事例では、女性たちの力量に依存した労働体制があることから、労働組織の動態的把握が必要であること を示した。また、同社における「女性店長づくり」の成功を通して、女性性/男性性の言説・実践が再生産されることを指摘する。最後 に、組織内ジェンダー関係のもつヴァリエーションとパターンの決定要因、組織内における男性性により迫ることの必要性が残された課題として示された。
総括討論は、各報告に個別の質疑応答が行なわれる中で、90年代以降の望ましいア プローチについて議論が収斂していった。各報告に共通するのは、分業、外注、非正規雇用などの労務管理・労働実態といった点で あった。本社の正社員がやっていたことを外部に出すという傾向がどの業界でも広がっている。かつて行なわれていた労働の中味が分 析され、再配置・再編成されていると考えられる。熟練という言葉をとっても、かつて議論されていた熟練と比べて、現在の熟練の中味 は変化しているのではないか。この変容をとらえる新たな視点が必要であると考えられる。シンポジウムを経て、それぞれの分野で新 しい知見があり、労働調査においてアプローチを模索していく必要性が確認された。
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III.日本労働社会学会第18回大会総会議事録
開催日時:2006年10月14日 12:25〜13:20
1 開会挨拶:京谷代表幹事
2 議長選出:遠藤公嗣会員
3 事務局よりの事業報告:田中夏子幹事(事務局長)
(1)会員 現会員数は286人、この間の入会者は8人、退会者は4人だった。
(2)幹事会 幹事会は6回開催、通信発行は7回行った。
4 年報:白井幹事(年報担当)
年報については、白井幹事が校務のため今日は来られないので、明日の昼にご説明させていただきたい。
※総会翌日の15日に、編集担当の白井幹事より以下の報告があった。
年報については、昨年、一昨年に引き続き刊行が遅れていることを深くお詫び する。投稿論文(査読済)、全体報告の一本は提出されたが、全体報告の依頼原稿が執筆者の諸般の事情により提出が遅れている。その提出を 待っての刊行となる予定。執筆者には前年の報告の際、かなり無理をいっての依頼であったため、ご理解のほどお願いしたい。重ねて 発行が遅れていることをお詫びするとともに、ご理解のほどお願いしたい。
5 「労働社会学研究」編集委員会報告:山下幹事(ジャーナル担当)
例年通り、年度中の発行をめざして編集中。5人の投稿があった。来年も年報 もジャーナルにも活発なご投稿をお願いしたい。例年、査読もお願いしているが、来年もご快諾いただきたい。
6 研究活動委員会報告:小川幹事(研究活動担当)
最大の行事は今回の大会だが、創価大学の大梶先生のご協力のもと、無事に今 回こうして大会を催せた。感謝申し上げたい。東京での研究例会は2回、報告者3名ということでやや少なくなっているが、これは後の報 告の通り、学会プロジェクト関連の研究会があったためである。
また地方でも開催されている。関西でも2回、報告者5人で開催された。日本労働社会学会奨励賞についても研究活動委員会が関与しているが、これは後ほど改めてご報告する。
7 第18期決算報告:村尾幹事(会計担当)
配布したペーパーの表題の訂正をお願いしたい(日本労働社会学会2007年度予算 (案)を、日本労働社会学会2006年度決算報告に訂正、右上の数字も2006年10月1日〜2007年9月30日を、2005年10月1日〜2006年10月 13 日に訂正、表中の一番右の行、2006年予算を2007年予算に訂正)。
収入については、会費収入があまり伸びていないことをお詫び申し上げたい。支 出については、年報発行費(2回発行)を念頭においたが、まだ1回分しか支払っていないので、予算 の半額程度の決算率になっている。収支 残高は、2334021円。お配りしたものには、監事の署名がないが、実際には監事のご署名をいただいている。会費の支払い状況についてもお一 人おひとりのものを用意しているので、ご覧いただきたい。
8 第18期監査報告:神谷監事
神谷監事から会計が適正に処理されていることについて報告があった。
9 19期予算について:村尾幹事(会計担当)
表中の一番右(2006年予算、2007年予算)について説明があった。年報2回分の 発行費が計上されている。
10 第3回日本労働社会学会奨励賞の選考経過と結果について:湯本委員
湯本会員から第3回日本労働社会学会奨励賞選考過程についての説明があった。 選考委員は、村上文司会員、湯本誠会員、藤本昌代会員の3人であり、審査は2006年7月から9月にかけて行われた。選考委員会は全員 一致で、下記の作品に第3回労働社会学会奨励賞を授与することを決定した。
筒井美紀『高卒就職を切り開く:高卒労働市場の変貌と高校進路指導・就職斡旋に おける構造と認識の不一致』東洋館出版社、2006年2月。
委員会の審査報告は次の通りである(全文掲載)。
「筒井会員の作品は、新卒者の就職状況が悪化するなか近年話題をあつめている 「学校から社会へ」というテーマをとりあげ、とくに中小企業における高卒就職者(技能工)の動向に焦点を絞ってその現状を考察し、その結果を 踏まえて「積極的進路保証」にかかわる独自の提言を試みた
意欲的な研究の成果である。
このテーマにかかわる教育社会学や労働社会学、労働経済学の従来の研究は、労 働供給側あるいは労働需要側のどちらか一方に足場をおき片方を「定数化」する立場からなされてきた。そのような従来の研究に対し、筒 井会員は供給側−需要側の両方を「変数化」して捉える新しい視座の確立を主張し、企業と学校の両面からのアプローチと当事者の認識や言語化 に着目する独自の視点を提示した。「学校から社会へ」をテーマとする研究は新たな方向を指し示した点は、この作品の魅力のひとつである。 また、新視点の導入は、それに即した独自の調査を要求する。
筒井会員が作品で依拠した主たる資料は、同じZ県内の企業と学校で氏自身が実 施した調査−インタビューや資料収集−の記録である。
筒井会員は、当事者の認識や言語化に着目する視点からこれらの記録の「解読」に 着手しており、この作品がもつ独創性はこの点に由来するといえよう。
筒井会員は、その作品において「職務機会の閉鎖化」「キャリア・ルートの急勾 配化」「能力の時間的な奥行き」「認知的スキルの習熟」あるいは「構造と認識の不一致」といった新たな概念を提示した。これらの諸概念は、企業 の採用担当者や学校の進路指導教員の「言説」および両者から入手した「資料」の加工・分析・解読を通じて析出されたものである。筒井会員が 提示した新たな概念は、この作品の高い学術的価値を示すものである。筒井会員は、最後にその研究で見出した進路指導教員の高校労働市場にた いする「構造と認識の不一致」を重視し、「積極的進路保証」の観点から「認識地図」の作成を提案する。この点は、調査結果のフィールドへの 還元を意図した積極的な試みである。
筒井会員が提示した新概念については、今後この分野における研究が、高卒就職 者の職種を広げた同種の調査や彼らの処遇をめぐる大企業と中小企業の詳細な比較を踏まえてさらに検証すべき課題があるように思う。しかし ながら、この点は、筒井会員が独自の調査を通じて根気よくデータ分析を推し進めた結果として浮上してきたものであり、その作品がもつ学術的価 値を損なうものではない。選考委員会は、「学校から社会へ」をテーマに独自の視点を提示し、フィールドワークを踏まえて新たな知見をつけ加え たこの作品に奨励賞を授与するのが適切であると全員一致で判断した。
2006年9月11日 日本労働社会学会奨励賞選考委員会 村上文司
湯本誠
藤本昌代」
11 第3回日本労働社会学会奨励賞 授与式
京谷代表幹事から表彰状が読み上げられ、筒井会員に手渡された。また、筒井会員から挨拶があった。
12 「日本労働社会学会奨励賞」規程改訂について:高橋幹事
(審査対象)第3条 奨励賞の審査対象となる業績は、表彰の前年の4月1日から表彰年の3月31日に公刊された著書、論文とする。
→(改訂)これに下記の部分を付記したい。
なお、審査は「著書」の部と「論文」の部との2部門にする。
過去2回の奨励賞は、いずれも「著書」に授与され、また論文については推薦がなかった。選考委員会の席上で、論文と著書とを比較するのは困難であるということで、今回の提案に至った(異議なく承認された)
13 次回大会開催校について:京谷代表幹事、加藤次期幹事
(1)代表幹事からの紹介 京谷代表幹事から今回開催校をお引き受け下さった大 梶幹事に謝辞がなされ、来年度は、北海道情報大学にて加藤喜久子会員が開催校をお引き受けいただくことになり、予定としては10月13日と 14日、開催を予定している。北海道在住の方々にはふだんから
積極的に労働社会学会の活動に参加していただいているが、来年は共催というか、皆さんでご協力のうえで、来年の大会をお世話いただきたい。
(2)開催校責任者挨拶
加藤喜久子会員から開催校を引き受けた経緯についてのご挨拶があった。大学 は札幌の隣の江別市にある(情報大学のほか、札幌学院大学など4つの大学があり、学園都市である)。札幌から1時間以内で十分に来れる ところである。創価大学ほど立派ではなく、こじんまりしているので、迷われることはないと思うが、自然には恵まれているので、お楽しみいただける と思う。教員が会員である場合には、建物使用料はとられないので、その分は寄与できるかと思う。ご要望等ありましたら、加藤会員まで申し出てい ただきたい旨のご挨拶をいただいた。
14 学会プロジェクト報告:秋元幹事(プロジェクト担当)
総会の時間内に担当幹事が報告できなかったため、午後の部の最初に報告が行 われた(秋元)。
学会プロジェクトの経過についてご報告したい。前回の大会で学会での調査プロ ジェクトを実施しようと決まり、テーマについての募集を行い(2005年12月末)、お二人の方から意欲的な提案を受けた。さらなる提案をまつべく、再度、募集をかけたが、残念ながら新しい提案がなかったので、3月に研究会というかたちで、お二人の方から提案理由等についてのご説明をいただいた。 その後、プレゼンテーションと今回の大会での議論を参考にして、
本日、発足した新幹事会で今後の方針を決定する。
15 次期幹事会選出幹事選挙
(1)代表幹事から選挙管理委員の選出
京谷代表幹事から、鷲谷会員、大黒会員、坂会員の3人に選挙管理委員を依頼 し、うち事前に鷲谷会員が委員長になった旨の報告があった。
続いて、鷲谷選挙管理委員会委員長から、3名連記という投票方法について の説明があり、投票を行った。
(2)選出幹事候補者から3名以内連記による投票投票用紙が配布され、 投票が行われた。
(3)開票選出幹事名発表 投票結果についての報告があった。投票総数は 33票,最多で13票、最小で6票の票が入り、リストにある10人全員が次期幹事に選出された。
16 会計監事の選出監事として、園田洋一氏、林弥富氏が選出された。 以上 (文責、事務局 静岡大学 笹原恵)。
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IV.第19期幹事会報告〜第19期幹事会構成
第19期 第1回労働社会学会幹事会議事録案 2006/10/14 13:24〜14:00
出席者:藤田、京谷、中川、秋元、大野、笹原 場所 創価大学
1. 新幹事会構成案について
選出幹事で意見交換を行い、藤田栄史氏を代表幹事として選出した。また選任幹事について、役割分担上のバランスや地域バランスを考慮した人選について意見交換を行い、最終調整は藤田代表幹事に一任することにした。以上
★なお、12月9日(土)には新旧幹事会での引き継ぎが行われ、下記の役割分担が決定されました(幹事会議事録は次号でお届けします)
幹事会の構成
代表幹事 |
藤田栄史(名古屋市立大学) |
事務局長 |
笹原恵(静岡大学) |
事務局担当 |
古田睦美(長野大学) |
研究活動担当 |
中川功(拓殖大学) 委員長 |
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大野威(岡山大学) |
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筒井美紀(京都女子大学) |
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神谷拓平(茨城大学) |
『年報』編集担当 |
赤堀正成(労働科学研究所) 委員長 |
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木下武男 (昭和女子大学) |
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京谷栄二(長野大学) |
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加藤喜久子(北海道情報大学) |
『労働社会学研究』編集担当 |
武居秀樹(都留文科大学) 委員長 |
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大重光太郎(獨協大学) |
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中囿桐代(釧路公立大学) |
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吉田誠(香川大学) |
プロジェクト担当 |
河西宏祐(早稲田大学) |
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秋元樹(日本女子大学) |
会計担当 |
榎本環(武蔵大学ほか) |
HP担当 |
吉田誠(香川大学) |
北海道地区担当 |
加藤喜久子(北海道情報大学) |
関西地区担当 |
吉田秀和(龍谷大学) |
今年度もどうぞよろしくお願いいたします。
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V.会費納入のお願い(榎本会計担当幹事)
今期、会計担当幹事を拝命しました榎本 環と申します。至らぬ点も多々あるかと存じますが、私なりに精一杯務めさせて頂きます。何卒、宜しくお願い申し上げます。
早速ではございますが、2007年度の年会費の振込みをお願いいたします。本会会則 第18条の規程により、2007年度の会計年度は、2006年10月1日より2007年9月30日までの期間となっております。これにより、年度途中のこの時期に 2007年度の会費納入をお願いする次第です。会員各位のご協力をお願いいたします(すでにお支払い・お振込み済みの会員におかれましては、行き 違いの失礼をご容赦ください)。年会費の金額および振込先は以下のとおりです。
年会費金額 一般会員: 10,000円、学生会員: 6,000円
【郵便振替口座】口座番号: 00150-1-85076 加入者名: 日本労働社会学会
【銀行振込口座】三菱東京UFJ銀行 浜田山出張所
口座番号: 普通預金 0411742 口座名: 日本労働社会学会 榎本環
近日中に、全会員宛てに郵便振替用紙(「払込取扱票」)を郵送する予定ですので ご利用ください(すでにお支払い済みの方への送付は省略させていただきます)。銀行振込をご希望の会員は、上記の学会銀行口座をご利用ください。
会費納入記録の照会や、その他、会計に関するお問い合わせ、会計運営に関するご 意見などありましたら、下記までご連絡ください。
会計担当幹事: 榎本
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VI.次回幹事会、研究会開催日程
幹事会・研究例会 2007年3月3日(土)
7月7日(土)
9月8日(土)
研究大会 2007年10月27日(土)〜28日(日) 北海道情報大学
※詳しい日時は次号でお知らせいたします。
次号予告2007年1月発行予定)
大会自由報告
12月9日研究例会報告、幹事会報告 など
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